GREATEST JOURNEY

雑食オタクのたわごと

10Ks!を終えて

初めまして、まなごんと申します。実は以前に一度投稿したことがあるのですが、それはもう忘れて、心機一転ここから始めます。

10Ks!を終えて。10Ks!のレポというよりも感想や田口くんの脱退発表以降に思ったことを織り交ぜながらこのツアーを振り返っていこうと思います。

 

私が参戦したのは大阪と東京30日1日の3公演です。
初日の名古屋に参戦した皆さんの感想を見ていると、3人になったばかりでまだ不完全な部分も多く、見ていて不安なところもあったというようなことを聞いていました。なので、3人のライブはどうなるのか少し心配していたのですが、いざ京セラのライブが始まってみれば、そんな心配は不要だったと思い知らされました。


その日の席は1階スタンド上段1塁側でしたが、3人でもドームが広いとは感じませんでした。私が初めて京セラのライブに行った、当時5人だったあの景色と比べても引けを取らないほど素晴らしいものでした。

セットリストもとにかく良かった。私は10年間応援してきたわけではないのですが、私のような途中から船に乗り込んだ人でも懐かしいと思う場面がいくつもありました。
私が初めて行ったライブというのはCHAINの大阪公演なのですが、3曲目に歌ったBIRTHはCHAINのオープニング曲でした。2013年と2014年のカウコンでも同じ場所で同じ曲を歌っているのに、今回はなぜか2012年3月2日のあの興奮がフラッシュバックしました。中学の授業が昼までで、午後からの部活は休んで行ったあの初めてのライブの日のことを。
そして今回はWHITEで挨拶をしていましたが、それもCHAINと同じでした。でも、挨拶で「入り口出口」を言う人も、その挨拶の後にラップをする人ももういませんでした。


初めて生で歯医者さんとドラキュラ、そしてTEN-Gに会いました。この時もDVDでもドラキュラは関西弁だったので、てっきりドラキュラは関西弁キャラなんだと思い込んでました。でも東京では標準語でした。そらそうやで。
この日のアラームクロックを買ったから、私は関西弁の亀梨くんに起こされるのかなぁ。
京セラのライブは名古屋で皆さんが感じたであろう不安も払拭されて、本人達もファンもまだ東京が残ってるからそんなにしんみりもせず、10周年おめでとう!ありがとう!イェーイ!って感じだったと思います。亀梨くんのあの挨拶があるまでは…


その挨拶とは本編最後のことです。10年間やっていく中で「KAT-TUNを好きでいたい」と思ったことがあると。それでもここまでこれたのはファンのおかげだって言うけれど、どうしてもそこでモヤモヤが残ってしまいました。

 

そして東京ドーム30日。今回のツアーが私の初めての東京ドームでした。席は1階スタンド下段1塁側。銀テープがギリギリ届かなかった場所です。
前日のライブで水が出るようになったと聞いていた私はワクワクしてオープニングを迎えたわけですが、

まあ水がすごい!

GOLD1曲の間に何回「水すごい!」と叫んだことか。いやー水って大事ですね。
この日のアラームクロックは中丸くんが死ぬほどかっこよくて、今まで「うわ〜!朝だぞ〜!」とか言ってた人が急に「おい」で始めるんですよ?オスイチ!オスイチ出た!
亀梨担の財布の紐が緩みました。でも亀梨くんは平泉成のモノマネをするのです。どうして。どうしてなの。私の財布の紐はきつく締まりました。


そしてUNLOCKでは京セラではおそらくなかった上から降る花火も追加されて大変なことになってましたね。この1曲だけでも7800円の価値はあると思いました。
そして本編最後の挨拶。亀梨くんは6人の名前を出しました。正直驚きました。私の中での亀梨くんは、そんな気持ちは胸にしまったままファンには示さないと思ってました。そっか、そうだよね、6人がいなきゃ今のKAT-TUNも亀梨くんもないもんね。気づけば周りはみんな泣いていました。

 

そしてオーラス。まさかのアリーナB16ブロック。
初っ端GOLDで上田くんが「ヤローども、最後の出航だ!」と言いました。ああそうか、これで最後なのか。これが終わればKAT-TUNとは当分会えなくなるんだ。みんなそう思ったことでしょう。


THE D-MOTIONやIn Factでは演出でカラフルなレーザーが出るのですが、それまで上からしか見たことなかったレーザーを下から見上げるのは初めてでした。これ、すっごく綺麗だし不思議な感覚なんです。KAT-TUNの演出は天井席で見てこそだという意見もあって、もちろんそれに否定はしないのですが、アリーナ席から見るレーザーも絶景だということをお伝えしたいです。


レーザーといえば中丸くんのSTAR RIDERもすこぶるかっこよかったですね。ああこれは中丸くんドーム抱いてるなと思いました。
昨年が受験生だった私はquarterには行けなかったので、今回のツアーで初めてRAYを生で見ることができたのですが、今回は特効の山場をUNLOCKに持ってきてたので、私の中のRAYとはちょっと違いました。やっぱり昨年行けてたらなぁ。4人最後のライブだったのに!


そんな山場のUNLOCKもやっぱりすごかった。間奏で静かになってからの花火と、最後の「UNLOCK THE MASTER FAKE WOW〜」からが、メロディーと歌詞に合わせて炎と水と花火が出て、それを至近距離で観れるもんだから、もうそれはありがたかったです。ここだけで7800円の価値は十分にある!(2回目)


君のユメ ぼくのユメでは、イントロの時に水の音が聞こえてきて感動しました。てか、あのUNLOCKの後にこの曲はズルいよ! 歌詞をひとつひとつ噛みしめるように聞いていました。客席を見つめる亀梨くん。もうこの辺から涙腺がやばかった。


そして最後の挨拶。初めは充電期間が納得できなかったと素直に話してくれた中丸くん。どの公演でもそうですが、ファンとのコミュニティーが薄れることを危惧してました。私は充電期間でもFCは継続するし、Webもチェックするよ。きっとみんなそうだよって叫びたくなりました。


違うメンバーが出ている時は僕のファンも応援して欲しいという上田くん。私は当たり前にそういうスタンスだったのであまりピンと来ませんでしたが、私が本格的にファンになる前は個人担がもっと多くてメンバー格差も激しかったと聞きます。確かにそんな状態では充電期間を乗り越えられないですものね。ええ、上田くんのも中丸くんのも全力で追いかけさせていただきます。


そして亀梨くん。「KAT-TUNを好きな自分でいたい」「KAT-TUNを好きな自分でいなくちゃ」「KAT-TUN亀梨和也でなきゃ」そう何度も思ったと言いました。そして前日よりも強調して、「KAT-TUNはK 亀梨和也、A 赤西仁、T 田口淳之介、T 田中聖、U 上田竜也、N 中丸雄一の6人で結成されました。いろいろあったけど、この6人でなければ今のKAT-TUN亀梨和也はありません。ありがとう。(ニュアンス)」と言いました。私は赤西くんの名前が出た時に泣いてしまいました。前日も同じことを聞いたけど、オーラスではDVDやメディアのカメラが入ってて、特にDVDに事務所も辞めたメンバーの名前を言うところが映ってるのはダメかもしれないと思ってたので、オーラスでは言わないと思ってました。この亀梨くんの言葉のおかげで心の中のわだかまりがなくなった気がします。

というのも、KAT-TUNのファンなら皆さんご存知の通り、一言でファンと言ってもいろんな人がいますよね。今のメンバーだけが好きな人、6人全員が好きな人、今のメンバーだけが好きなのは良くても抜けたメンバーの悪口を言う人もいます。プロフィールに堂々と○○は嫌いと書く人もいます。私はずっとこの状況が嫌で仕方なかった。特にそれが顕著になったのは田口くんが辞めると発表してからです。そりゃファンも人間だから、人のことを嫌いになるのは仕方ないと思います。でもメンバーが4人の間は4人を応援して欲しいと言う以上、できるだけそれに応えたい。マイナスなことを言ってる場合ではないと思っていたのです。しかしそんな私の想いとは裏腹に、田口くんの悪口が流れてきたり、プロフィール画像を3人のものに変える人もいて。それも全て仕方ないと思ってたけど、「4人が4人である間は4人を応援する」「抜けたメンバーのことを今はどう思ってるかは別として、KAT-TUNにいたことをなかったことにはしない。振り返って懐かしむのも決して悪くない」という私の考え方は間違ってるんじゃないか、今のKAT-TUNを応援するのに邪魔なんじゃないか、とすごく悩みました。それがこの亀梨くんの言葉で浄化された気がします。そしてこの日は初めて未来のことも話してくれました。何度もファンを裏切る形になってしまっただけに、未来を約束することは言いたくなかったのだと思います。でも、ここでちゃんと未来のことも聞けて本当に良かったです。京セラで感じたモヤモヤもなくなりました。

その後のアンコールのKAT-TUNコールは今までで1番大きな声でしました。いつもはダブルの後のアナウンスは男性なのに(男性のアナウンスになるともうアンコールできないという暗黙の了解のようなものがジャニーズのライブにはあります)、今回は女性でした。そこで東京ドームさんの想いに泣きました。関係なかったかもしれないけど。そしてKAT-TUNはトリプルまで応えてくれました。最後の最後のPeacefuldaysは全力で盛り上がりました。KAT-TUN史上1番大きな声の出ていたPeacefuldaysになったと思います。上田くんが言ってくれた「有言実行な!また絶対でかくなってここに戻ってくる!」。この言葉を胸に充電期間を乗り越えようと思いました。

ライブが終わって出てみると、私も他の人達もみんな清々しい顔をして笑っていました。そりゃあんなに素晴らしくて楽しいライブを見せられたら泣いてはいられません。KAT-TUNの「泣かないで、笑って」って想いに応えられて良かった。


「なんとなくメンバーの○○くんが好き」「10周年だし、充電期間に入っちゃうし行ってみようかな」
そんな想いで今回初めてKAT-TUNのライブに参加して、思いがけず沼にハマってしまった人が多いと知って、その人達のブログを読んで心から嬉しく、誇りに思います。
そんな人達にはぜひこの充電期間の間に過去のKAT-TUNのことも知って欲しいのです。KAT-TUNはジャニーズでも珍しく、ロックでクールで不良っぽいグループとして有名になりました。でも結成した時からメンバー全員が上を目指して己を磨いて突き進んできました。その中には熱い魂と数々の努力がありました。デビューから10年経ってこの3人が輝けるのは、結成してから15年間KAT-TUNとして歩んできた日々のおかげです。それはもちろん抜けた3人があってこそです。過去の映像を見るとき、抜けた3人のことを好きにならなくてもいいです。嫌いになってもいいです。この人がいたら好きにならなかったと思ってくれてもいいです。ただ、赤西くん田中くん田口くん、この3人がKAT-TUNだったからこそ今のKAT-TUNがあるということはちゃんと知っていて欲しいです。お願いします。

そしてKAT-TUNの3人。こんなに素敵な景色を見せてくれて、好きという想いを通じて数々の友達と出会わせてくれて、本当にありがとう。でもまだまだ物足りないです。5周年の時震災で流れた5大ドームツアー、コンビナート魂、ハワイライブ、全部待ってますから。しっかり充電してくださいね。放電するなよ!


とにかく、KAT-TUNデビュー10周年おめでとう!今までKAT-TUNを続けてくれてありがとう!10Ks!!!(読み:テンクス)